すっかり2歳新馬戦がスタートしてしまい、今週からは函館開催も始まってしまいます。
遅くなりましたが当研究室の2016年POG指名馬を披露します。今年は牡馬6頭、牝馬4頭です。
牡馬
1.ララオーロ 父ステイゴールド 母父Roman Ruler F-No.19
母はアルゼンチンのGⅠウィナー。伴性血縁上にPrincequillo、Buckpasserが入っており、
さらに父がステイゴールドなら持久力の高さがありそう。高速馬場といわれる南米で実績がある
牝系に持久力が加われば鬼に金棒で、クラシックの王道路線を歩んで欲しい。
2.コペルニクス 父ディープインパクト 母父ブライアンズタイム F-No.1
近親にヴィクトリー、リンカーンらがいるバレークイーン一族で、父がディープインパクト、
母父ブライアンズタイムという組み合わせは今年の皐月賞馬ディーマジェスティと同じ。
まさに皐月賞を勝つための配合です。
3.ベターフォー 父ディープインパクト 母父Privately Held F-No.3
母はペルーのGⅠ3勝馬。伴性血縁上にSecretariatが入っています。極軽系3号族らしく、
東京芝1800mや京都芝1800mの重賞を勝って皐月賞をパスしてダービー直行という
プランを妄想。今年のスマートオーディン風です。
4.ロードコランダム 父ハーツクライ 母父シンボリクリスエス F-No.2
近親にロードカナロアがいるスピードタイプの2号族。重厚な父、母父の組み合わせで
マイルからクラシックディスタンスまでこなして欲しい。NHKマイルCからダービーを。
5.バレッティ 父キングカメハメハ 母父ダンスインザダーク F-No.4
母は京成杯AHを勝ったザレマ。そろそろ走る仔を出しても。マイル路線からダービーを
目指して欲しい。朝日杯FSからNHKマイルC、そしてダービーへ。
6.カラル 父ルーラーシップ 母父サンデーサイレンス F-No.19
半姉にエリ女3着のアロマティコ、近親にラブリーデイらがいる19号族。アロマティコは
キングカメハメハ産駒だったので3/4同血です。ラブリーデイはキンカメ×ダンスインザダーク
×トニービンという血統構成ですが、本馬はキンカメ×トニービンという配合のルーラーシップが
父なので、似通った血統構成ということになります。シルクHCの馬で我が愛馬です。
牝馬
7.フローレスマジック 父ディープインパクト 母父ストームキャット F-No.16
姉はエリ女勝ちのラキシス、兄は京王杯SCを勝ったサトノアラジンです。
近年牝馬クラシック路線で活躍馬を多数輩出している16号族は欠かせないでしょう。
王道配合でこれが牝馬の1番手です。
8.ハナレイムーン 父ディープインパクト 母父キングカメハメハ F-No.12
祖母はマイルCS、安田記念を制した名マイラーのノースフライト。母としては
弥生賞3着、プリンシパルSを勝ったミスキャストくらいでいまいちでしたが、
隔世遺伝での一発を熱望。金子オーナーブランドの配合で同じ配合の
デニムアンドルビー以上の活躍を期待します。
9.リュミエールドール 父ルーラーシップ 母父ダンスインザダーク F-No.8
近親にオルフェーヴルがいる8号族。母はエリカ賞を勝ち3戦2勝で引退した
アルスノヴァで昨年に続いてその仔の指名です。トニービンの血が入った
ルーラーシップは特に牝馬で活躍馬を輩出するような気がしています。
10.パルクリール 父ダノンシャンティ 母父マイネルラヴ F-No.4
近親にダービー卿CTで2着のマイネルファルケがいる程度の地味な牝系ですが、
父はNHKマイルCを高速時計で勝ったダノンシャンティ、母父はタイキシャトルを
負かしたマイネルラヴという配合でマイル以下の短距離路線での活躍が見込める
血統構成。ビッグレッドファーム生産馬らしく早期デビューで2歳時での活躍を期待します。
伴性血縁上にSecretariatが入る点は心強い。
と、こんな感じになりました。今年のダービーは南米牝系のワンツーということもあり
南米牝系を入れておきました。今年以上の成果が出そうな気がします。毎年そうですが。
もう既に新馬戦がスタートしていますが、遅ればせながら当研究室のPOG馬を
掲載します。馬体も見れていないので字面の血統面だけです。
牡馬
1.フリーフォール
父ヴィクトワールピサ、母父ガリレオ、F-No.20
近親に皐月賞2着のリアルスティール。リアルスティールの全弟がPOGで人気の
ようですが、極軽系ファミナンなので重厚な血統構成の方がいいと私は思うので、
皐月賞、有馬記念、ドバイワールドCで結果を出したヴィクトワールピサ産駒の
こちらの方が魅力。母父ガリレオも父としてはいまいちもブルードメアとして期待です。
2.リライアブルエース
父ディープインパクト、母父Unusual Heat、F-No.11
今年の京都新聞杯で3着、ダービー出走が叶わなかったアルバートドックの全弟。
11号族はウイニングチケット、ジャングルポケットのダービー馬を輩出。兄の分まで
がんばってダービー制覇を。
3.リオンディーズ
父キングカメハメハ、母父スペシャルウィーク、F-No.16
エピファネイアの半弟。昨年ハービンジャー産駒の半兄を指名も不発。
地力系ファミナンらしく皐月賞をはじめ、中山開催の重賞での活躍を期待します。
4.フィールドシャルム
父アドマイヤムーン、母父スペシャルウィーク、F-No.2
NHKマイルCを制したクラリティスカイの半弟。父がアドマイヤムーンに替わって
距離適性は短めになるかも。西園厩舎所属とのことなので早めに使って
きっちり稼いでくれることを期待します。
5.Encoreの13
父Macho Uno、母父Storm Cat、F-No.13
祖母がBCジュベナイルフィリーズの勝ち馬で近親に種牡馬で活躍するForestry。
字面の血統はバリバリのダート早熟血統で全日本2歳優駿制覇を。13号族なので
芝でも走ってくれることをちょっと期待しています。
牝馬
6.タンタビクトリア
父ディープインパクト、母父Stuka、F-No.16
アネモネS、紫苑Sを勝ったパララサルーの全妹。ここ数年の活躍が目覚ましい
16号族の牝馬からチョイス。姉は怪我に悩まされたので無事に走ってくれれば
クラシック戦線の主役になれるはず。
7.アルスフェルト
父キングカメハメハ、母父ダンスインザダーク、F-No.8
オルフェーヴルの妹が人気のようですが、近親のこちらの馬を選択。
母はエリカ賞を勝って3戦2勝のまま引退。昨年も兄を指名もPOG期間に不出走。
1月11日の早生まれなので2歳の内にデビューして欲しい。
8.アグレアーブル
父マンハッタンカフェ、母父シーキングザゴールド、F-No.4
シルクホースクラブで募集していた馬からの指名です。
曾祖母Cara Rafaelaは米最優秀繁殖牝馬にも選ばれた良血牝系。昨年指名した
半兄アンタラジーは未勝利戦で豪快な追い込みを見せ勝つも、500万条件で
まさかの落馬。兄の分まで走って欲しい。
9.アッパレドンキ
父ディープインパクト、母父デヒア、F-No.11
ウイニングチケットを輩出した古き良きスターロッチ一族。ディープインパクトは
ストームキャットとの相性がいいですが、母父にSecretariatが入る点で同じ
デヒアとの相性も悪くないはず。北海道シリーズから始動して欲しい。
10.ゴールドエフォート
父カンパニー、母父フレンチデピュティ、F-No.1
近親にステイゴールドらがいる地力系1号族でシルクホースクラブ募集馬、
そして我が愛馬。今週末に入厩予定でマイル以下の距離で2歳戦からの
活躍に期待します。ノーザンテーストのクロスを持ち成長力も期待でき、
POG期間が過ぎても走ってね。
以上
2014年の重賞推奨馬の成績を振り返ります。
重賞推奨馬の成績は、ごく稀に1つの重賞で2頭を挙げることもあったのですが、
(13、13、12、90) 複勝率29.7%、単勝回収率92%、複勝回収率84%
という結果でした。複勝率はここ2年とさほど変わらなかったのですが、回収率は
大幅に改善しました。
10番人気で優勝した青葉賞のショウナンラグーンが一番のヒットで、個人的に
相性がいい目黒記念のマイネルメダリスト、宝塚記念のカレンミロティックの
好走で回収率を引き上げてくれました。
悶絶着順の4着が16回と、1着、2着、3着よりも多かったのですが、特に9番人気で
4着だった中山金杯のマックスドリーム、安田記念のダノンシャーク、
アルゼンチン共和国杯のアドマイヤケルソが馬券圏内に入っていれば
複勝回収率は100%超えだったかもしれません。競馬にタラレバはなしですが。
2015年は特に複勝回収率の100%超えができるよう、精進したいと思います。
ご愛顧ありがとうございました。
というところなんですが、今週末から早くも東西金杯で2015年がスタートします。
両金杯のファミナン傾向、予想は今週中にアップしますのでよろしくお願いします。
今年は休んでいる暇がないですね。それでは。