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10号族の補足~過去の実績馬~

10号族について昨日の記事の補足をします。さすがに、先週の結果
だけだと説得力に欠けますので。

10号族は"ワンペース淡白型”と評して、高速馬場と芝の道悪のような
重い馬場で切れ味が生かせない馬場が得意で、逃げ、先行、あるいは
追い込みや捲りなどの極端な競馬が得意と説明しましたが、過去の
実績馬について例を挙げたいと思います。

まずはメイショウボーラー。
2005年のフェブラリーSの勝ち馬で、不良馬場の高速馬場をハイラップを
刻んでの逃げ切り勝ちでした。2006年のスプリンターズSでは、
テイクオーバーザターゲットの2着に入り穴を開けています。このときの
3着馬も10号族のタガノバスティーユで内らちをついての追い込みでした。

次にショウワモダン。
何回勝っても人気にならない曲者でした。この馬が勝った安田記念の
時の馬場は異常な高速馬場で時計が非常に速いものでした。淀みない
ペースを外から差し切って、ハマった感のある勝ちっぷりでした。
この馬は道悪でもよく走っていました。

続いてマイネルキッツ。
春の天皇賞を勝った時は松岡Jの好騎乗で、早め先頭の押し切り勝ち。
翌年2着のときは時計が非常に速く、勝った馬が強すぎました。
このときの3着馬は同じく10号族のメイショウドンタクで類が類を
呼びました。マイネルキッツは道悪でもステイヤーズSを快勝して
いますね。

この他、新旧ジャパンカップレコードホルダーのホーリックス、
アルカセット、野芝オンリーの高速馬場のハンデ戦小倉記念を
内をついて豪快に追い込んで勝ったダンスアジョイ、長距離戦と
しては珍しくハイペースになったダイヤモンドSを追い込んで勝った
モンテクリスエス、道悪のスプリンターズSを逃げ切った
カルストンライトオなど、傾向に合致していますし、しかも
人気薄で飛び込んでくることが多いですね。

牝馬三冠スティルインラヴ、GⅠ5勝の名牝メジロドーベルも10号族。
牝馬はその気性のせいか中距離で決め手を発揮する馬がいますが、
牡馬は短距離もしくは長距離と両極端で活躍馬が目立ちます。

メジロドーベルの産駒はなかなか期待通りに走っていませんね。
ディープインパクトとの間に生まれたメジロダイボサツも牡馬で
じりっぽく洋芝の2600mで好成績。時計のかかる切れ味勝負に
ならないレースが合うのでしょう。

さて、ざっと挙げてみましたが10号族らしさに共感いただける
のではないでしょうか。



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10号族のスイートスポット!?

3月に入って週末になると雨模様で、芝、ダートともに道悪の適正が
問われる競馬になっています。

その中で結果を出しているのが10号族。先週の成績は、

(4,0,4,15) 複勝率34.8%
単勝回収率 217%
複勝回収率 149%

と好成績です。具体例をあげると、

土曜日中京9R500万下芝1200mでキルシュバウム2番人気1着

日曜日中京10Rはなのき賞芝1200mでアグネスハビット3番人気1着

と同一条件で好走したのをはじめ、

土曜日中京8R500万下ダート1400mでメイショウモネ7番人気1着

日曜日中山11RスプリングS芝1800mでロジメジャー10番人気3着

と穴を開けています。


10号族は、高柳氏の分類では極軽系に属していたと思いますが、
私的に名前を付けるとすれば“ワンペース淡白型”

先週のような脚抜きの良い道悪ダートなど高速馬場や、芝の道悪で
切れ味が殺されるような馬場でじりじり伸びるのが得意。溜めても
切れないので、速い淀みないペースの流れに乗るか、決め手のある馬が
力を発揮できない時計のかかる馬場か、という両極端な馬場が
良いのだと思います。脚質も極端なケースが目立ちます。淀みない
流れで逃げ、先行、もしくは大外一気や捲りが多い印象を受けます。

今週末の天気はどうなるでしょうか。また雨模様なら10号族に
注目してみてください。






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