1号族の代表馬

昨日の続きです。1号族の代表的な馬を挙げます。

一昔前はサンデーサイレンス直仔が良く走ってましたが、種牡馬になっている
アグネスタキオン、ネオユニヴァース、ステイゴールド、リンカーン、
タヤスツヨシ、バブルガムフェローなどがそうです。今では母父SSの馬の
活躍が目立ちます。

06-11年の重賞活躍馬から挙げると天皇賞春のジャガーメイル、
ジャパンカップのスクリーンヒーロー、ジャパンカップ繰り上がり1着、
ダービー2着のローズキングダム、オークスを勝ったトールポピーと
その妹で秋華賞勝ちのアヴェンチュラらが母父SSの代表馬です。

ジャガーメイルの春天は、マイネルキッツがしてやったりの競馬の中を
豪快に外から追い込んで快勝しました。1号族らしいエンジンのかかりの
遅さが長い距離を走ることでプラスに働いたのだと思います。

スクリーンヒーローのJC、ローズキングダムのダービーはドスローの
上りの競馬でしたが、母父SSならスローにも対応できます。

父SS系では、皐月賞を圧勝したアンライバルド、阪神JFを圧勝した
レーヴディソール、JCダート2着、東海Sを勝ったシルクメビウスらがいます。

アンライバルドの皐月賞は早めに動いて4角大外からねじ伏せて先行馬を
一掃、強いの一言でした。牡馬の父SS系は少しずぶいので強引な競馬が
良く、芝のスローだと切れ負けしがち。じりっぽさが活かせるダート向き
の馬も出ます。牝馬は牝馬特有の気性から父SS系でも牡馬よりは切れ味が
ありますね。

SS系以外だと、スプリンターズS、高松宮記念勝ちのローレルゲレイロ、
京都開催後半の渋った馬場のマイルCSを勝ったエイシンアポロン、
同じく京都後半のエリザベス女王杯2連覇スノーフェアリー、
JCダート2着、東海S勝ちのワンダーアキュートらがいます。

速い流れになる短距離戦や重い馬場での、切れ味ではなく、馬力と持久力で
ねじ伏せるような瞬発力勝負に強い馬が目立ちます。

昨年のヨーロッパのマイル路線を席捲したフランケル、オーストラリアの
短距離路線で圧倒的な強さを誇る女傑ブラックキャビアも1号族ですね。

どちらも母父がダンチヒ系で前者が父サドラーズウェルズ系ガリレオ、
後者は父ニジンスキー系でコテコテの欧州血統です。ブラックキャビアは
野芝開催のスプリンターズS向きではないと思いますが、新装中京の
高松宮記念なら合いそう。まあ、牝馬で気性が前向きそうなのでロケットマン
よりはこなせそうですが。英国遠征を控えているようですが日本にも来る?
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“天下の1号族”の特徴

昨日は中山ダートの良馬場における1号族について触れたが、
今日は1号族にについて全般的なことについて書きます。

ファミリーナンバーの創始者ブルース・ロウが、ヨーロッパの
クラシック路線での活躍馬を多く輩出するファミリーから順に
ナンバリングした1番目です。洋芝でスピードが殺される、
しかも起伏に富んだ馬場で強いのであるから、1号族は持久力、
疲労耐性、勝負強さや底力があるのだろう。100年以上経過した
現代競馬でもその資質が受け継がれていることを感じます。


以下に挙げるデータは当ファミリーナンバー研究室で調べたものです。

2010-11年の新馬戦を除く平地レースの、のべ出走頭数の占有率は
12.6%と約1/8を占めており最多。出走数が多いということは、ファミリーが
繁栄していることでもあり、これは調べていないが恐らく1頭当たりの
出走数も多いと思われます。使いべりしないイメージがあります。

2006-11年の重賞レースにおいて、勝ち鞍109勝は断トツの1位で、
占有率に換算すると14.9%。重賞3着内率の占有率が13.8%であるから
しっかり勝ちきる場合が多い。少し比較するのは強引だが、前記の
出走頭数の占有率と比べても数値が高く、出走頭数が多い以上に
しっかり勝っています。

競馬場別、距離別でみると、洋芝や洋芝のオーバーシードで開催される
短距離のレースで3着内率、複勝回収率が高く、道悪も好成績。
札幌の芝1200m、1500mでは共に3着内率30%超え、複勝回収率
100%超え。1号族は出走頭数が多いので率が悪くなりやすいのだが、
その中で3着内率が30%を超えるのは相当であると考えて良い。

小倉の芝1200mでも野芝で速い時計が出やすい夏開催よりも秋冬の
洋芝オーバーシードでの馬場や道悪での値が高くなっている。

最近の重賞では、洋芝オーバーシードで急坂コースの、しかも道悪だった
オーシャンSのワンカラット、同じくファルコンSのブライトライン、
レオンビスティーはワンツー決着でした。

ちょっと長くなったのでその他の代表馬は明日に持ち越しで。
代表馬を見れば、より1号族らしさがわかると思います。

では。

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